2020年07月07日

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さらさ la 3rd
私のもう1つのブログ。主に音ゲ中心のゲーム日記を書いてます。
片方の更新頻度が上がるともう片方の更新頻度は下がるw
posted by sakha at 07:07| Comment(8) | TOP文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月21日

ウケる!作曲入門

去年は古典関係の音楽本を山ほど読みましたけど、
今年はそれ以外の音楽本を山ほど読んでいきますw

古典関係の音楽理論入門本は多少切り口は異なれど
最終的にはほぼ和声学になる。まあこれは当たり前。

ただポップス作曲入門本は最終的な正解がないから
著者によって全然内容も結論も異なるんですよね。

だからむしろポップスの作曲入門本の方こそ
色々な本を読んでレビューすべきな気がする。

今日は【ウケる!作曲入門】を読んでみます。


・概要

大抵の作曲入門本はコード進行の教科書になる。

何故ならリズムやメロディは適当でも問題は起きないけど、
コード進行が適当だと大抵は変な曲になってしまうから。

だから作曲初心者にはまずコード進行を教えて、
その上でリズムやメロディを適当に鳴らしましょう
と教えるのがまあ一番分かりやすい作曲手法です。

ただこの教科書は逆をやってます。

まずリズムやメロディを作曲した上で、
コード進行によってそれを肉付けしていく。

この手法が本来の作曲なのは言うまでもない。

とは言えこれって作曲初心者には難しいんだよねw
初心者の頃を思い返せば誰でも思い当たる節はあるはず。

メロディ→コードの本来の手順での作曲を勧める
作曲入門本それ自体を否定するわけではないけど、
やはり初心者はコード→メロディの方が楽だよなぁ。


この本は他にもT−SD−D−TとT−D−SD−Tを
同列に扱ったりと初心者には厳しい考え方が多い。

それを同列に扱うこと自体は否定しないけど、
やっぱりそれも初心者には厳しいってw

序盤戦は楽典レベルの音楽用語さえ使わず
完全初心者でも読めるようにしてあるのに、
コード進行の説明から何の前触れもなく
レベルが急に上がったりと初心者殺しすぎる。

度数を使わずに音楽の2音の差が重要だと説明したり
上手く説明できてる場所も結構あるだけに残念だ。

メロディ→コードの音楽理論入門本は珍しいので、
むしろ多少作曲経験のある人が暇潰しに読むと
意外な発見をすることができるかもしれません。


・感想

この本は"音色"を扱っているのがポイント高い。

現代に生まれたポップス作曲入門書であっても
古典クラシックの考えからは逃れきれないようで、
大抵の作曲入門書は音色を軽視し過ぎてます。

倍音成分の少ない軽い音は単音では目立たないけど
和音を積み重ねていっても濁らずに綺麗に聴こえる。

倍音成分の多い重い音は単音でも綺麗に聴こえるけど
和音を積み重ねてしまうと濁って歪んだ音になってしまう。

だからアコギはパワーコードが貧相で7thコードが綺麗だし、
逆にエレギはパワーコードが格好良くて7thコードはうるさい。

こう言う本当に基礎的な音色の考え方でさえ
全く触れてない音楽入門書が多すぎるんだよな。

和声学は"同一の性質を持つ4種類の音色"と言う前提だから
音色に触れずに音楽理論だけを語ることができたけど、
現代の作曲本で音色に触れずに終わらせたら駄目でしょう。

まあそんなわけで音色にきちんとページを割いている
この入門書は、入門書として出来が良いかはさておいて
音色を扱っていると言うだけで一定の評価はされるべき。
posted by sakha at 20:15| 音楽理論関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月18日

日本和声を適当に読んでみる(5)

今日で日本和声の勉強は終了。
さて次は何の勉強しようかな…。

しばらくはこの程度のそこまで難しくない
マイナーな(?)勉強を色々とやる予定です。

次の大物ジャズに取りかかるのは7月からだな。


・転調

日本和声でも転調は可能です。

と言うかむしろ一般的な音楽理論より
日本和声の方が転調は自然に聴こえます。

なぜか、と言うとそれは音数が少ないから。

ほぼ全て(平行調への転調以外)の転調は
元調の音階外の音を追加することになります。

7音音階で音階外の音が増えて8音以上になると
7音に慣れた耳には違和感が残り、不自然になる。

しかし5音音階で音階外の音が増えて6音になっても、
7音に慣れた耳にはむしろ足りない音が補充されて
今までより自然に聴こえてしまう効果があります。

5音音階特有の利点なので積極的に利用すべき。


・転旋

陽旋⇔陰旋のように旋法を変える場合は
Iの和音を経由して転調を行います。

Iの和音はどの音階だろうとドファソ。

だからドファソの和音に解決してしまえば
その次に何の旋法が続こうが許容されます。

全旋法→I→全旋法

前後がどんな旋法でもIを経過すればOK。

逆にIを経由せずに旋法を変えるのは良くないです。
一般的な音楽理論で言うSDm的な転旋はよろしくない。

なぜかと言うとこれもやっぱり音数が少ないから。

日本音階は5音音階で、転旋をすると2音増えるから
転旋を頻繁に行うと単なる7音音階になっちゃいますw

頻繁にSDm的な他旋法の音を積極的に取り入れた場合、
不自然にはならないけどほぼ7音音階になってしまって
日本音楽特有のノリが全く無くなってしまうことになる。


・核音共通調

和声学の近親調≒日本和声の核音共通調です。

例えばド調の核音はド&ファ&ソ。
そしてソ調の核音はソ&レ&ド。

このように共通した核音を持っている場合は、
T和音のIの和音構成音を省略or増やすことで
特定調のIを他の調のIに変えることができます。

例えばド調のIからファを省略してド&ソにしたり、
逆にレを新たに追加してド&ファ&ソ&レにする。

こうするとド調のI=ソ調のIになるから、
後はそれをソ調のIとして扱えば転調できます。

核音共通調A→共通のI→核音共通調B

ドを核音に持つのはド調の他にファ調&ソ調。
ファを核音に持つのはド調の他にファ調&シ♭調。
ソを核音に持つのはド調の他にソ調&レ調。

つまりド調の核音共通調はレ調&ファ調&ソ調&シ♭調。

移動先の調でもドの音が核音として残る
ファ調とソ調はよりド調と親和性が高いです。


・共通和音転調

例えばド調陽旋1のII四和音(ミ♭・ファ・ソ・シ♭)は
ソを省略することでシ♭調のI(シ♭・ミ♭・ファ)になる。

そして同じ和音は和声学同様自由に行き来できます。
これは一般的な音楽理論の転調と同じ手法ですね。

一般的な音楽理論同様、共通和音付近の和音進行は
どちらの調でも通用する進行にしておくのがポイント。

上の例ならド調の内からシ♭調で核音になるミ♭を多用するとか、
逆にシ♭調で核音から外れるソの音をド調でも強調しないとか。
posted by sakha at 20:06| 日本音楽理論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月17日

新日本音楽の練習作置き場

日本音楽と現代の音楽理論の融合を目指す練習作置き場。


玫瑰


ヨナ抜き音階に適当に派生音をぶち込んでみたら
非常にジャズっぽくなって笑った。ジャズ演歌。

しかし残念なことに今の私はまだまだ
ジャズを作るだけの力量はないんだよな。

仕方ないから途中からいつもの演歌ロックにしようかと
思ったもののそれもなんだか微妙な感じがしたから
さっさと諦めて和風テクノ風にしようと思ってみたけど
まあなんだかよく分からなくなってきたから
あえてさらにわけのわからない方向に向かってみた。

中盤からの迷走っぷりが実に酷いw

もう少し作曲力(?)がついてくればこう言う曲も
無難に仕上げられるようになるんだろうけどなぁ。


2352年、ジパング発見


日本和声のコード進行を土台に1曲作ってみました。

日本和声では問題なくても一般的な音楽理論からは
外れている進行と言うのはやっぱり扱いが難しいな。

これに対する対処法として考えられるのは

1 一般的な音楽理論に従って修正する
2 問題部分を削除して無かったことにする
3 何回も聴けば慣れるよ、と自分をごまかす


この3通りが考えられるかと思います。

1は無難だけど日本和声の否定に繋がるから
日本和声の練習をする段階でやることじゃない。

3も素人の私は無意識的についやってしまうもののw
これも作曲を練習してる人は絶対にやっちゃいけない。

だから2しかないんだけどそれだと音数が減ってしまう。

そもそも単音の日本音楽の音数を増やしていくのが
日本和声の目的だったから、これも駄目な対処法だ。

しかしとなると変な部分をどう対処したらいいものやら…。

しばらくの間は要練習、と言った感じですかね。
使いこなせたら面白くなりそうな理論ではある。


かつて日本と呼ばれた島で


核音はド・ファ・ソの3種から動かないものの、
転旋や転調を多用して12音全ての音を使用している
半音階的日本和声とでも言うべき曲を作ってみました。

ベタな日本音階と難解な進行のミスマッチ感。

それが良いのか悪いのかはともかくとしてw
日本式現代音楽的なものにはなった気がします。

そういや一般的にロンドソナタ形式と言うと
A−B−A−C−A−B'−Aになりますけど、
A−B−A'−C−Aはなんて呼べば良いんだろう。

要するに繰り返し部分がソナタ構造になるロンド。
ソナタと言うよりはフーガと呼ぶべきなんだろうか?
posted by sakha at 22:48| 日本音楽理論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月15日

日本和声を適当に読んでみる(4)

日本和声の勉強は(5)で終わりかな。
今日と明日の日記でまとまるはず。

もっと派生音階を利用した変位和音について
ページを割いて説明して欲しかったんだけど、
この本は基本的な和声の解説までで終わってる。

芸大和声で言うとIIで終わってる感じ。IIIが欲しいw


・その他和音

前回の記事で勉強した基本三和音以外の
日本和声で扱う和音を勉強していきます。

その他和音も取り扱いは基本三和音に準じ、
それぞれTorDorSDの役目を与えられます。

ただその他和音は例外的な性質が強いので、
基本三和音を使わずその他和音を多用すると
どうしても変に聴こえてしまう場合が多い。

慣れない内はその他和音の多用は控えましょう。


・二和音

二和音は全て三和音の省略形だと考えます。
ド+IIはIVの省略、ド+ファはIorIVの省略etc。

日本和声の三和音は2度間隔の音が多いから、
クラシック和声とは違い省略形は多用されます。


・三和音

昨日紹介した各三和音の基本形以外の和音、
例えばド・II・ファのような構成音の和音は
付随和音と言う名称で呼ぶことになります。

まあ和声学で言う所の転位和音と言う所。

また付随和音の概念を拡張していって、
音階外の(最初に学んだ派生音階の)
音を和音に使用することも許されます。

これは和声学で言う所の変位和音ですね。
現代風に言うなら要するにテンション。

特に頻繁に使用される和音としては、
上方変位のD和音が有名になります。

D和音のIVを半音上に上げる変位和音。

何のことはない、要するにシ♭をシに上げて
導音を作る目的のために存在する和音ですw

D和音の時だけ音階内のシ♭がシに半音上がるのは
いかにも和声学な響きだから推奨しにくいんだけど、
まあ一般的な耳には馴染み深いと言えば馴染み深い。


・四和音

派生音を考えないのなら四和音は5種類だけ。

ド・II・ファ・ソ
ド・II・ファ・IV
ド・II・ソ・IV
ド・ファ・ソ・IV
II・ファ・ソ・IV

要するに5音の内1音だけ使わない和音です。

II・ファ・ソ・IVは前回勉強したとおりD和音。

ドファソ三音揃ってる和音2種はT和音、
残りの2種はSD和音としての性質が強い。


・五和音

五和音は当然一種類だけ。
ド・II・ファ・ソ・IVです。

これはT和音としての性質が強い。

他にどんな音が加わろうと、核音三種類が
全て揃ってる和音は基本的にはTになります。
posted by sakha at 22:38| 日本音楽理論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする