2013年08月18日

図解入門最新音楽の科学がよくわかる本

いつの間にかHALionSonic2が出てるのか。

VSTバンドル買った人はHALion5にもできるそうだけど、
全VSTを単品で揃えてる私みたいな人は対象外だよね?

仕方ないこととは言え良い気分はしない展開だなw

今日は【音楽の科学がよくわかる本】岩宮眞一郎著を読みます。


・概要

物理学的に音楽を捉える、音響学的な本です。

ただし扱っている内容は音響学的な内容に留まらず、
コードやスケールを普通に説明する楽典的な内容や
楽器やオーディオ機器の解説等かなり多岐に渡ります。

総合的な(学問としての)音楽の教科書と言った感じ。

内容もそこそこ奥深く音楽理論初心者には多少きついレベル。
どちらかと言うと中級者以上の人の方が楽しんで読めるはずです。

1,680円と言う値段を考えれば結構お勧めの本だな。

と言うか仮にこの本が音楽乃友社から出てたら
3,000〜4,000円程度の値段はつくような気がするw


・感想

私が一番面白かったのは冗長度の話でした。

【ド】→休36% ド23% レ13% ミ7% ファ2% ソ10% ラ3% シ7%
【レ】→休26% ド20% レ21% ミ19% ファ3% ソ6% ラ1% シ5%
【ミ】→休22% ド15% レ18% ミ16% ファ16% ソ12% ラ1% シ0%
【ファ】→休15% ド0% レ14% ミ35% ファ14% ソ20% ラ1% シ1%
【ソ】→休29% ド14% レ0% ミ16% ファ6% ソ26% ラ8% シ0%
【ラ】→休17% ド5% レ7% ミ0% ファ2% ソ36% ラ15% シ17%
【シ】→休18% ド39% レ12% ミ1% ファ1% ソ8% ラ21% シ8%
【休】→休38% ド17% レ10% ミ10% ファ6% ソ13% ラ3% シ2%

世界の様々な民謡を調べて【】の音の次には何の音が
何%の確率で演奏されるかを調べた人がいるみたいです。

民謡は和声学に従わず、声楽だから順次進行が多くて
今現在の音楽環境から見ると多少首を捻る場所も多い。

まあそれはそれとしてかなり面白い調査だと思います。

ソ→ドやラ→レの進行は跳躍進行なのにかなり%が高い。
逆にド→ソも高いんだけどレ→ラはそこまで%が高くない。

つまり律音階においてI→Vの進行は少ないと言うことか。
とか言う風に上の表を眺めているだけでも色々と面白い。

で、この話から冗長度と言う概念を考えてみます。

つまりドの音の次に何を鳴らそうか今考えているとして、
レにしたら13%、ファを選んだら2%加算されるとする。

レの次にミを選んだらドレミは13%+19%=31%。
ファの次にラを選んだらドファラは2%+1%=3%。

まあ実際こんな風に%を足したりはしませんけど、
計算していった結果%が高すぎる曲はありきたり、
逆に%が低すぎる曲は意味不明と言う評価になります。

この考え方は普段の作曲にも利用できそうだよな。
posted by sakha at 00:19| 音楽理論関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月16日

色々な意味で置き場がなくなった曲の置き場

しばらく放置した結果置き場がなくなった曲を置いておきます。

かえるのうた(fusion mix)


ジャズ理論のリハーモナイズの実践として作ってみた
お馴染みかえるのうたのジャズ風リミックスです。

リハーモナイズの勉強を残念ながら中断してしまったので
この曲も結果としてどこにも置き場がなくなってしまった。

ジャズ理論の最後の方の練習曲だから真剣にジャズしてみました。
しかしコードやメロディはともかくリズムはどうしても変になる…。

ジャズのようなリズムにするってのもジャズっぽくないんだよな。
それすら崩すのがジャズだと思うんだけど私にはそれが出来ない。

と言うことで今回はfusionに逃げてみました。

リズムにロックの考えが使えるようになると私は大分やりやすいな。


フィーバーロボよ永遠に


音ゲーを完全に止めてから一年が経過しました。
この曲もちょうどその頃に作った音ゲネタ曲です。

音ゲネタ曲はある程度溜まったら放出する予定でしたけど、
結局この曲以降音ゲネタ曲はまったく作らなくなりました。

もう完全に興味が無くなっちゃったんだなぁ。

当時作った曲を今回ミックスし直して深くそれを実感しました。
今の俺にはもうこんなポップン大好きな歌詞は絶対に作れないよw

まあ音ゲーが好きだった昔の私が最後に作った曲なので、
この場を借りて一応ネット上に残しておこうと思います。


deep coral


じゃあ次は私が今好きなゲームネタの曲でも作ろうか。

と思って私が今一番嵌っているゲームの一番好きな曲を
リミックスしようかと耳コピを試みたけど難しくて断念したw

4度積み和音とかが普通に入ってるっぽいんだもんあの曲…。

と言うことで耳コピの残骸から勝手にオリジナル曲を作りました。
ほんの少しだけネタ要素も残っているけど完全にオリジナルだな。

姫様の全台詞も録音したのに結局使えなかったのが残念です。
posted by sakha at 14:47| 練習作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月10日

実用ジャズアレンジメント

七夕曲を作れないまま今年の七夕が終わってしまう…。

最近はどうにかそれなりに余裕も出てきたものの、
今から時間に追われつつ無理して作っても仕方ない。

それはそれとして次は何の勉強を始めようかな。

そろそろ更新頻度を昔程度に戻したいので、
面白い教科書を見つけたら勉強を再開します。

今日は『実用ジャズアレンジメント』北川祐著の感想。


・概要

アプローチとボイジングに特化したジャズの教科書です。

アプローチはC7→(C#7)→D7とかC7→(A7)→D7とか。
ボイジングはドロップ2とかドロップ4とかのこと。

この説明でピンと来ないレベルの人は読むのは難しいかな。

この2項目の説明に関しては他のどのジャズ本より詳しい。
しかし逆にそれ以外の項目に関しては殆ど触れていません。

アプローチとボイジングを詳しく勉強したい人にはお勧め。

題名と副題からはビッグバンド風アレンジの本に見えますけど、
正直なところそれを期待して買うと少し期待外れかもしれません。


・感想

ラストリズミックアタックって必殺技っぽくて格好いいな。

G7→Cの進行において構成音をラ♭やレ#に変位させる、
まあお馴染みの変位和音をジャズ的にはそう呼ぶそうです。

くらえ! ラスト・リズミック・アタック!
全ての歪みはトニックの名の下に終結する…。

中二病的音楽理論って作ったら面白そうな気がした。
音楽用語って何気に中二病的世界観でよく使われるし。
posted by sakha at 21:59| 音楽理論関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月15日

ラテンパーカッションが叩ける本

気付くと1ヶ月放置になるこの状況をどうにかしたいw

やりたいことは沢山あっても頑張る気力がありません。
音楽理論の前に法律を勉強しなくちゃならん状態だ。

まあ一応音楽理論本は暇を見つけては読んでいるし、
時間が取れた時は曲も作ってるから気持ちは切れてない。

と言うことで今日も音楽本のレビューを書きます。
今日読んだのは【ラテンパーカッションが叩ける本】


・概要

ボンゴ・コンガ・カウベル・アゴゴ・ティンバレス
マラカス・シェイカー・タンバリン・クラベス
トライアングル・ギロ・カバサ・クイーカ

上記楽器の演奏方法とリズムパターンを紹介する本です。

この本の特徴は楽器ごとに項目が分かれていること。

○○と言うジャンルはこんなリズムを使いますではなく
○○と言う楽器はこんなリズムを使いますと言う説明です。

ラテン系音楽のジャンルを勉強するには不向きだけど
ラテン系打楽器を勉強するのには非常に向いている本。

ラテン系打楽器に興味のある人はお勧めできる本です。
逆にラテン音楽を学びたい人にとっては少し的外れかな?


・感想

この本で説明される楽器は確かにラテン系打楽器なんですけど、
DTMやってる人にとってはMIDIで馴染み深い楽器でもあります。

ラテン音楽とは全く無関係な曲を作っている時であっても、
試しに上記打楽器を曲に入れてみた経験のある人も多いはず。

そう言う人はこの本の内容を非常に楽しめるんじゃないかな。

ラテン系打楽器はMIDIだと音色が高低の2種類に分かれている
ものも多いけど、あれは本来どうやって組み合わせるものなのか。

ラテン音楽に興味がなくとも正しい演奏方法を知っておくことは良い。

前述したようにこの本はラテン音楽ではなくラテン打楽器の本なので、
ラテン音楽には興味がないけどラテン打楽器には触れた経験がある
MIDI世代の人には一番相性の良い教科書になるような気がします。
posted by sakha at 14:12| 音楽理論関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月09日

対位法とフーガ講座

ジャズの勉強を再開しようとしてみたものの、
時間を空けすぎて全部記憶が飛んでしまったw

これはもうまた最初から勉強するしかなさそうだな。

幸いリハーモナイズ以外の勉強は全て終わってるので、
ジャズは一旦終了して別の勉強をすることにします。

それはそれとして今日も音楽本のレビューを書きます。
今日読んだのは【対位法とフーガ講座】ケルビーニ著。


・概要

和声学を既に学んでいる人向けの対位法の教科書です。

歴史的にも難易度的にも和声学>対位法になるから、
和声学を前提とした対位法の教科書は結構珍しい。

連続5度8度とか対斜とか和声学で学ぶ用語については
何の説明もなく出てくるので初心者が読むのはきついかな。

ただし和声学を知っている人なら分かりやすく読めるかも?
用語の説明がなく難易度も高いもののまとめ方は上手いです。

それとこの教科書で特筆すべきなのは模倣の勉強があることかな。

カノンとフーガを勉強する対位法の教科書は数多いものの
模倣についてページを割いて勉強する対位法の本は少ない。

まあ模倣と言う単語から何となくどんな音楽技法か想像はつくし、
実際にインベンションの楽譜を見たり曲を聴いたりしていけば
なるほどこう言うものが模倣なのかと理解できることではある。

ただ文章で説明してくれるのはそれはそれで嬉しいよな。


・感想

連続5度8度や対斜はなぜ駄目なのか。

この禁則を教えない教科書はまず無いと言っていい。
しかしなぜ駄目なのかを答えてくれる教科書は少ない。

この教科書は私が読んだ古典音楽理論本の中では
この疑問に一番真面目に答えてくれた本でした。

連続5度はなぜ駄目なのか。

ド→レ(→ミ→ファ#)
ファ→ソ(→ラ→シ)

長音階で完全5度を延々と続けていくと、
どこかで必ず上の音が音階から外れます。

仮に上の例でファ#まで完全5度を続けないとしても、
連続で5度を続けると人間の耳はその先を想像して
音階外のファ#の音を感じてしまうから不協和になる。

この理屈に納得できるかどうかはさておくとして、
単に駄目だから駄目と言われるよりは面白いです。

なぜ並行5度も駄目なのか。
なぜトライトーンは駄目なのか。

この辺の疑問に対する答えもなかなか面白かったので、
こう言う話に興味のある人は読んでみると面白いかも。

ただやっぱり和声学を学んだ人向けの本だな、これは。
posted by sakha at 00:13| 音楽理論関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする